日本財団 図書館


 

030-1.gif

(2)乾げん
乾げんは船舶安全法「船舶の乾げんに関する規則」第1章第1条を適用して算定すると10?pてあり、満載出港状態の喫水は3.53πで十分余裕がある。
(3)喫水
本船の就航航路は阪神〜北九州間で海象条件も冬期を除いては悪条件になることは考えられないが、バラスト状態の喫水を次のように検討しバラスト・タンクの容積を決定した。
(a)船首喫水
スラミングを緩和させるに必要な船首喫水の標準式より推定し、0.025L以上の値を確保することを目標とした。
(b)船尾喫水
プロペラの没水率を考慮し、〔1.26×プロペラ直径〕を標準とした。
(c)バラスト状態(空艙状態)の排水量は操縦性の面から0.0316×(艤装数)1.5程度を必要とする。この艤装数は船舶設備規程によるもので、鋼船規則による艤装数の約3倍の値である。以上を参考として、バラスト航海時において、
排水量 0.0316×(1,032)1.5=1,048トン以上

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION